ゴールが見えないままランニングを行うのは上級者でもきついもの.
近い目標を設定しながら,徐々に上達していくことでモチベーションを保ちます.
ということで,今回は囲碁ではどうやったら級や段を貰えるかをお伝えします.
囲碁はどうやったら級を上げたり段をもらえるの?
物事を習得するときは「順序良く積み重ねが大切」ということを聞くと思います.
囲碁も同様に入門では○○を習得⇒初級では○○を習得⇒・・・というように,そのレベルごとに身につけるべき知識があります.
ただし,実は囲碁の場合は「○○を習得して試験に合格したら初段」という認定試験がありません(厳密には囲碁の認定証を発行している日本棋院の問題を解いて一定以上の点数を取ると認定してもらえますが,このサイトでは推奨しません)
では,どうやったら級や段をもらって自分は○○段!と言えるようになるのでしょうか?
答えは・・・「場所による」ということしか言えません.
一般的な級や段を名乗るためには以下のような方法があります.
- 大会に出場して一定の成績を納める
- ネット対局場を利用する
- 碁会所や囲碁教室に行って誰かと対局して認定してもらう
- 日本棋院の発行する認定問題をとく
このサイトでは上二つを特におすすめします.
囲碁の級や段は相対的な強さで決まる
囲碁の級や段というのは相対的な強さに対して認定されるのが一般的です.
どういうことかというと,例えばあなたがまだ級を持っておらず,10級の人と打って倒したとします.そうすると,あなたは10級以上の実力を持っていると言って良いです.
ただし,一回勝っただけではマグレかもしれないので普通は何局か対局を重ねて勝率5割くらいになったら,そのレベルを名乗ります.
大会の場合はレベルごとに1日で大体3局〜6局の対局を行って,勝ち越しができればその級や段を名乗れます.
(ポイント:囲碁の試合のことを「対局」と言い,試合を数えるときは「1局,2局・・・」と数えます)
ネット対局場を利用しよう
ここで大会に初めて参加する場合は,どのレベルで出るの?という疑問が生まれると思います.
そんな時に目安となるのが「ネット対局場」です.
ネット対局場では最初に級や段を自由に自己申告で登録することができ,その申告級が低ければどんどん級が上がっていき,逆に申告級が高ければ下がっていきます.
この級が下がるのがネット対局場の特徴で,今現在の実力をもろに反映してくれます.
ですので,とりあえず入門の方はネット対局場の一番下のレベルから初めてどんどん級をあげていきましょう.
そして,このネット対局場で勝率5割になって中々上がらないし中々下がらないレベルがあなたの今のレベルです.
慣れてきたら大会に出てみよう
ネット対局場でレベルが安定したら思い切って大会に出てみましょう.
ネット対局場は負け続けると級が下がる特性から若干厳しめの級になります.
ですので実際に大会に出る時はネット対局場の級+3級くらいで出ると良いかもしれません.
まとめ
- 囲碁の級や段は相対的な強さで決まる
- 囲碁の級や段は大会に出たり,ネット対局場を利用することで名乗れるようになる
- ネット対局場を利用して自分のレベルがある程度分かったら実際に大会に出てみよう
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