さて,前回の記事では大まかに全てのルールをご紹介しました.
今回はその内の一つ目のルールに関して詳しく説明します.
- 線と線の交点に黒石と白石を交互に置いていく
- 囲った交点が陣地となり,最終的に多い方が勝ち
- 相手の石を自分の石で囲むと取ることができる
- 打った時点で相手に囲まれて取られてしまう手は打ってはいけない
囲碁はオセロではなく五目並べ
囲碁は線と線の交点に石を置いていきます.
交点ならば端っこも大丈夫です.
ただし一度打った石を移動させたり,裏返して勝手に相手の色にしてはいけません.
囲碁に使われる碁石はオセロと違って裏返しても色は変わりませんが,不必要に一度置いた石に触らないようにしましょう.
また,囲碁の石の場所を言葉で説明するときには座標または囲碁用語を用います.
囲碁用語は書籍を読むときに当たり前のように現れるので,本サイトでもよく出てくる用語については紹介する予定です.
ですが囲碁用語は何と100種類以上あり,囲碁歴15年以上の管理人ですら目にしたことが無い用語があったりします.
ですので,入門の今の時点はまだ覚える必要は無いでしょう.
座標の読み方
囲碁の座標は基本的に左上が「1の一」です.
そして今何気なく使いましたが読み方は「(横座標) の (縦座標)」というように,間に「の」を入れて横→縦の順番に読むのが普通です.
ですので先ほどのオセロの右に並んでいた碁盤に置かれた石は下のように表現できます.
いかがでしたか?座標の読み方はマスターしましたか?
さて,せっかく覚えた座標の読み方ですが実は普段一人で勉強する分には,ほとんど使いません.
しかし上達していけば囲碁教室に通い出すことがあるかもしれません.
また,ある日突然大盤解説会(強い人が打っている碁を大勢の人向けに大きな碁盤で解説する会)に参加することがあるかもしれません.
そんなとき,「次の一手クイズ」なるものが開催される場合が割と多くあります.
次の一手クイズとは,文字通り次の一手を予想するのですが,そのとき観客に「次の一手はどこだと思いますか?」と聞いたり,参加者は紙に次の一手を予想して書いて当たれば景品が貰えたりします.
このとき使うのが「座標」です.
座標は一人で勉強する際には必要性を感じませんが,実際に囲碁のイベントなどに参加するときは覚えておいた方が良い知識です.
今回取り上げたのは,上達を目指すみなさんや,このページを訪れた方には独学で勉強することに留まらず,将来囲碁イベントや大会に参加して楽しんでいただきたいと考えたためです.
それがいつかは分かりませんが,イベントや大会でおどおどする必要がないように囲碁上達マップでは囲碁の棋力の向上以外の面でも,サポートできればと思っております.
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